1番の笑顔を
私はいつの間にか寝ていたらしい。

ベッドまでお父さんが
運んでくれたらしい。

「涼芽。机で寝ちゃいけないだろう!
風邪引くから、パパがベッドに
運んだけど。」

私は無視して、家を出た。

お父さんの話より、今は

学校に行くのが先だ。

「あれ!!
涼ちゃん???ご飯…。
涼ちゃん行っちゃったねぇ…」


――――学校―――――

「涼ちゃん!おはよう。」

絢乃は昨日と同じように、笑顔で話しかけてきた。

「おはよう、絢乃。」

「あ、涼ちゃん!見てみて。
あのカップル!
いっつもラブラブなんだよ~♪
羨ましいなぁ。



…愛されるのって。」


カップルを見てる絢乃の顔がすごく哀しそうだった。
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