1番の笑顔を
流石赤谷学園…。
すごい人の数。こんだけの人が受けるんだから
きっと私落ちること間違いなしね。

「俺受かる自信ねぇーよ!」
「顔すっごいニヤけてますよ、俊介くん。」

俊介はいつでも明るいな~。
こんな絶体絶命?の時でもニヤけるほどの明るさは
どっから来るのかな!

「うる…。」
俊介はうるさいとでも言いかけたが
何故かそこで黙った。

驚いた顔をしながら、ね

「…俊介?どしたの?」
「あれって中村…じゃね?」

え…ッ…
どういうこと?

私も俊介が見てる方に顔をそむけたら

予想もしない人が居た。

「な、か村くん…だよ……
何で??
何で中村くんがここに??」

中村くんが私に気づいたのか
早歩きで近づいてきた。


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