1番の笑顔を
「新入生のみなさーん!
おはよぉございます!
ここにあるダンボールの中にクラス名簿表が
あります。
1人1枚ずつ取って、
自分のクラスの方に行ってください。以上!」

この人綺麗な顔してるなぁ★
でも厳しそ…ッ

「んよいしょ」

私は先生に言われた通り名簿表を5枚取った。
「俊介、はいッ私3組だ~♪」
「あ、俺も俺も!!!」


あ、涼芽ちゃんだ
人ごみを嫌そうに見てるね

ははっ

話しかけるチャンスb


「はい。紙だよ!
私、1番近かったからいっぱい取ったんだ!
…と言っても5枚だけだけど!!」

「…え。あ、ありがとう。」

涼芽ちゃんは困った顔をしながら紙を受け取った。
無理もないよね…。
でもこれしか涼芽ちゃんに話しかける切欠を
得れなかったから…。

私と涼ちゃんはお互い自己紹介をした。
自己紹介と言う自己紹介じゃないけど…

「絢乃は頭良さそうだし、美人じゃない。」
涼ちゃんはすっごい嫌みっぽく言った。

でもここで負けたら心を開いてくれなさそうだった。
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