1番の笑顔を
それから学校が終わった。
そして私と絢乃は今日も一緒に帰った。

「ねぇ絢の「涼ちゃんさ。」

あ、遮られちゃった…
「ん?」
「俊介に本気なの?」

絢乃も俊介の事が好きなのかな…。
こんな絢乃初めてみたしッ

「よく分かんない。
ただ絢乃と俊介の仲が
凄く気になる…。恋してるのか
全然分かんないでしょ? ふふッ」

絢乃の返事はない。

…え…?

「絢乃?」
「涼ちゃん、それ恋だよ。
だってね、涼ちゃん俊介の事語る時
凄く良い笑顔だもん。

…この際言っとくね?
私も俊介が好きだよ!!

あ、でも…
涼ちゃんになら取られてもいいんだ…ッ

涼ちゃん可愛いし…。きっとあいつだって…。
んでもお互い頑張ろうね??」

絢乃の話を聞いてたら、
胸がチクンチクンと痛み鳴り出した。

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