1番の笑顔を

私がそう言うと
お母さんは沈んだ顔から

一気に向日葵が咲いたかのような

笑顔を向ける。

やっぱ私、この笑顔に弱いわ。

「わぁぁぁ―――!!!!
涼ちゃんだぁーいすきっっ!!!!!」

お母さんはそう言って私に抱きついてきた。

「ちょ、やめてよ。
餓鬼か。あんたは…。」

でもやっぱ、依存されるのっていいよね…。


きっとお母さんは、
お父さんとの思いでが大切だからこそ

私に押し付けるんでしょ…。

ずるいよ…。。
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