犬神さまのお嫁さま
「という訳で本日よりお世話になります犬神希彦です。楓さん、よろしくお願いします」
ママの隣に並ぶ希彦が好青年的笑顔でさわやかに挨拶をする。
ちょい待て、アンタ今までの学校での振る舞いは何だったの!
「ちょっとアンタなんで猫被ってんの?!」
「やだなぁ楓さん、猫被ってるだなんて」
「キモイ喋りをするなーーー!!!」
ブチ切れた私の言葉を希彦は見事な笑顔と好青年カモフラージュで回避する。
まるで私が一方的に言いがかりを付けてるみたいで腹が立った。
どうやら傍から見てもそう見えたようでつっかかる私をママが窘める。
そして希彦の肩を持った。
「楓ちゃん、そんな言い方ないでしょ?希彦君は今まで大変だったのよ!大事にしなきゃ駄目!!」
「ママは実の娘よりどこの馬の骨とも分からないイケメンの方が大事なの!?」
「楓ちゃんも大事に決まってるでしょ?希彦君は事情があるの!」
「お義母さん、そんなに怒らないで下さい」
「ちょ!今『義母』で『おかあさん』って言ったでしょ!アンタなんか認めて無いんだから!」
ママの隣に並ぶ希彦が好青年的笑顔でさわやかに挨拶をする。
ちょい待て、アンタ今までの学校での振る舞いは何だったの!
「ちょっとアンタなんで猫被ってんの?!」
「やだなぁ楓さん、猫被ってるだなんて」
「キモイ喋りをするなーーー!!!」
ブチ切れた私の言葉を希彦は見事な笑顔と好青年カモフラージュで回避する。
まるで私が一方的に言いがかりを付けてるみたいで腹が立った。
どうやら傍から見てもそう見えたようでつっかかる私をママが窘める。
そして希彦の肩を持った。
「楓ちゃん、そんな言い方ないでしょ?希彦君は今まで大変だったのよ!大事にしなきゃ駄目!!」
「ママは実の娘よりどこの馬の骨とも分からないイケメンの方が大事なの!?」
「楓ちゃんも大事に決まってるでしょ?希彦君は事情があるの!」
「お義母さん、そんなに怒らないで下さい」
「ちょ!今『義母』で『おかあさん』って言ったでしょ!アンタなんか認めて無いんだから!」