犬神さまのお嫁さま
大きな声が宮根っちの言葉を遮る。
低く澄んだ、その中にも甘さのある低い声。
流石にぼんやりしていた私も思わず我に返って声の主を見た。
声までイケメン仕様ってご都合主義も甚だしいなと思っていると「お前」と言って指差した先は私に向かっていた。
「ぅえっ!」
キョロキョロと左右を見るが周りのクラスメイトも美沙都も菜穂も「お前だよ」って顔をしている。そんなアホな?!
「だーかーらお前だよ!そこのお団子頭!!」
その一言が決定的なものにした。クラスの女子でお団子ヘアは私だけ。
低く澄んだ、その中にも甘さのある低い声。
流石にぼんやりしていた私も思わず我に返って声の主を見た。
声までイケメン仕様ってご都合主義も甚だしいなと思っていると「お前」と言って指差した先は私に向かっていた。
「ぅえっ!」
キョロキョロと左右を見るが周りのクラスメイトも美沙都も菜穂も「お前だよ」って顔をしている。そんなアホな?!
「だーかーらお前だよ!そこのお団子頭!!」
その一言が決定的なものにした。クラスの女子でお団子ヘアは私だけ。