★俺様の大切な姫★
★バレンタイン
サタンのキスは癖になるようで、明美も途中から抵抗しなかった。暫くしてサタンは明美の唇を解放した、すると明美はある事に気が付いた、それは…
「今日は…」
そう明美はバレンタインデーって事をずーっと忘れていたのです…
「どうしよう…今から作っても」
【サタンに告白されてからスッカリ忘れていたけど…今日はバレンタインの日じゃん!彼にチョコレートあげようかなぁ…でも、彼には…】
するとサタンが…
「そうか~今日が人間界のバレンタインか」
「サタンは今日が何の日が知ってるの?」
「ああ、俺様は人間界の事を勉強してたからな」
「何の為に?」
「何の為って…本当に分からないのか?」
「うん」
「お前の為だろうが!」
「えっ?」
「いつかは明美に会いにくる予定だったから、この世界を知らなかったら俺様が困るだろう」
明美はそのサタンの言った事にビックリしていた…
【何処まで私の事が好きなのよ】
「全てだ!前世の…」
「今、前世って言った?」
「言ってない!でどうするんだ?チョコレートは」
「どうしよう」
明美は暫く悩んで答えを出した…
「もう、彼の事は諦めた」
「本当にそれでいいんだな」
「うん」
「わかった」
すると、サタンは「パッチン」と指を鳴らした。突然ブルーの何かが出てきた…
「コレは何?」
「魔界のだ」
「????」
「人間界で言うと…チョコレートだな」
明美は驚いていて声が出なかった…
【この色見た事ないよ~って…あれ?見た事あるような…】
「そうか、段々記憶が戻ってきているな」
「どう言う事?」
「何でもない」
すると、サタンは明美にそのブルーのチョコレートを渡した。明美はサタンに…
「何で?コレを私に?」