★俺様の大切な姫★
★
「サタン?」
「ああ?」
「えっと…」
「何だよハッキリ言え」
「うん、あのね~」
「うん」
「サタンが気にしてると思うから言うね」
「?」
「私がその玉を飲む時は、サタンとケンカした時だからね」
すると、サタンは笑顔で答えた…
「そうか、そうか」
さっきと違って明るくなったサタンは明美に言った…
「それを聞いて安心したぞ」
「やっぱりね~」
「何だ?」
「プライドの高い、サタンは気にしていても絶対に聞いてこないって分かったから」
「そうでもない、明美の前だといつもの俺様じゃない」
明美はサタンの意外な言葉にビックリしていた…
「どういう事?」
サタンは答えなかった…
【言えるか俺様が…明美に惚れ過ぎて我を忘れてしまう何てよ!】
明美はずーっとサタンの答えを待っていたが、サタンは答えてはくれなかった。
数時間が経ちサタンと明美は…