★俺様の大切な姫★
第２章　サタン
ダークは明美の世界に戻って来て様子を見ていた…


「明美は今日あの方と会うんだよなぁ…ショック受けないかなぁ…」


あれから明美は風呂に入り部屋で考えていた。


「貴志は何が言いたかったのかなぁ？でも、今の私には時間が欲しいのよ」


それを聞いていたダークは…


ダークの心の声　【気持ちは分かるが、あの方が心配してるしなぁ…】


数時間が経ち明美は眠りだした…


明美の夢の中は魔界のような暗い所だった。すると月がヒカリ、あの方が明美の部屋にやって来た。


「ようやく明美は眠ったな」


「はい」


「俺様は０：００になったから行ってくるよ」


「はい、気を付けて下さい。」


「ああ、わかってる」


そう言ってあの方は明美の夢の中に入って行った…明美の夢の中は複雑な世界で一歩間違えれば迷ってしまうくらいだった…


「明美の心はこんなに壊れていたのか…もっと早く会いに来ればよかった。しかし歩いても明美の姿が無いのは何でなんだ？」


あの方が明美の夢の世界に入ってから数時間が経った…その時に！
泣き声が森の暗闇から聞こえてきた…


「あれは何だ？城か？俺様の世界と似てるなぁ…」


泣き声のする方に歩いて行ったら、そこに明美の姿があった…


「明美？」

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