STAR MINE
帰る?
家に?
帰れるのだろうか・・・
この非日常的な事態を味わっておいて、何事も無かったかのように過ごせるのだろうか・・・。
また明日も普通に・・・登校できるのだろうか・・・・。
また単なる級友として・・・・。・・・・・?
?
??
クミコが右手甲でスカートの裾をなぎ払い、7人を見渡した。
「・・補習の講師代金・・・頂きましょうか」
「「え・・・?!」」
「補習の残り期間の・・」
クミコは前を見据える。
「あなた達の時間を私に頂戴!!!」
誰一人としてクミコから目を逸らさなかった。