STAR MINE
エリカが円陣から外れるように進歩し、顎に拳をあてる。
「まずは【力】を調べるしかないようだねぇ・・」
それを受けてクミコが大きく頷く。
「エリカの言うとおりね、チグサとユキノは図書館。ミチルとエリカは街頭。アキと私は情報処理室。」
さすが委員長、テキパキと指示を出す。
「ユウリとエミは・・・・グラウンドでも走る?」
「っちょ、なんだよそれ!関係ねぇじゃん!!なんで俺達だけ・・・」
勢い良くユウリはクミコに食って掛かった。クミコはクスクス小さく笑い出す。
「ごめんごめん、でも“適任”ってものがあるでしょ?まぁグラウンドは冗談だとしても買出し班をお願いしたいわ?」
相変わらずクミコは笑いを堪えながら話す。他のみんなも顔を歪ませながら必死で堪えていた。
ユウリとエミは腑に落ちない様子でどっかりと椅子に掛け足を組んだ。