【詩集】巡伴記
ボクは今 君の手を握って
君はボクの手を握り返す
「いつかケッコンしよう。」
なんて言わない
君もきっと望まない
言った数だけ
安っぽくなりそうだから
ウソくさくなりそうだから
今はただ
君を励ませられるだけでいい
君が笑いかけてくれるだけでいい
君の横に居られるだけでいい
一緒に歩けるだけでいい
だから
自然と生まれてくるその時まで
この言葉は口にしない
「結婚しよう。」
メニュー