暴走彼氏。【未完】
しばらくすると、バイクが一斉に止まった。
同時にキモチ良さも消えた。
そしてついたトコロは…

「日本庭園?」

和風のでっかい建物があった。

「何ボーとしてんだ、おいていくぞ」

あたしはその一言で、奏太さんに着いて行く。

中に入ると、やっぱり白い特攻服を着た人たちが、奏太さんに頭を下げたりしていた。
奏太さんは一番奥のふすまに手を伸ばした。

「あれー?奏太、もう帰ってきたのかぁ?」

その一言で、奏太さんは手を引っ込め、
後ろを振り向いた。

「お前には関係ねーだろ、隆太」

あたしも後ろを振り向く。
隆太と呼ばれた人は、白い特攻服を着てた。
この人、奏太さんと顔、似てる。

「この子、誰?」

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