暴走彼氏。【未完】


…という訳で私は今、M海岸にいます…。


目の前にはあたしに背を向けて体操座りで海を見つめてる…


角度によっては泣いてる様にも見える隆太の姿。


その雰囲気とか顔とか…


すごく綺麗だと思った。


――私はゆっくりと隆太に近づき、隣に座った。


…一瞬隆太の肩がビクッと動いた気がした。


お互い何も言わない。


沈黙が続くけど…なんでかそれを嫌だとは思わない。




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