暴走彼氏。【未完】
いきなり変わった雰囲気に戸惑いながらも、あたしは同じテーブルに腰を下ろした。

けど。
コイツらの話はまったくわかんない!!
まったくと言っていいほど
コイツらは絶対普通の言葉を使ってない!!

とりあえずよく出てきた単語は
「ブラックライト」。
正直これが何かもわかんない。
ただ、決まってその単語が出るとき、
3人の声は低く、そして楽しそうになる。

コイツらの意味不明の話を聞きながら、
ふと思った。

――どうしてあたしなの?

あたし、暴走族とつながるようなことはしてない。
それに、奏太さんと会ったのも今日が始めて。
暴走族の話さえよくわかってない。

あたしがここにいる理由はない。
奏太さんに聞いても答えが答えになってなかったっけ。
理由なんて必要ないのかも知れないけど、
なんでだろ?

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