暴走彼氏。【未完】
第二章

見た目

自分の気持ちに気づいた1週間後の放課後。
今日はまた、奏太さんが一人であたしを迎えに来ている。

あれから、奏太さんは相変わらず学校に来ないけど、放課後は必ずあたしを迎えに来る。

そして、あの奥の部屋に連れて行く。

「こんにちはぁ★」

あたしがふすまを開け、元気よくあいさつした。

「オーッス!!」

海斗は今日もテンション高い。

この部屋は普段、
奏太さんと海斗、直樹さん3人の溜まり場になっていた。

ゲームをしたり、マンガ読んだり、雑誌を見たり。

特に何もしてないけど、あたしは奏太さんと、毎日来てる。

だけど正直、ここは居ずらい。
雰囲気があたしに会わない。

あたしは暴走族じゃないんだもん。
だから、ここに居ちゃいけないのかも。

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