暴走彼氏。【未完】
「送る。」

「ああ、うん」

もう7時だっけ、と思って奏太さんのバイクに乗る。
そして走り出す。

決してあの3人以外の愚連隊と関わりたくないけど、
この気持ち良さのために龍に入ってもいいかも!!

そう思ったとき、
超高速で走ってくバイクの後部座席に、

「きゃはは♪」

という笑い声が届いた。
声がした方に振り向くと、
ギャルの集まりが固まっていた。

あれを見ていたら…

分かった!!
自分に足りないもの!!




家の前に着くと奏太さんは一言言って帰って行った。

「明日(土曜日)も来いよ?
 たまには一人で」

って。
確かに。道を覚えなきゃと妙に納得した。

そして、決定した。




あたしが『変身』する日は、明日だと……



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