暴走彼氏。【未完】
あたしはとりあえず、部屋の中に入った。

海斗と直樹さんもいた。

海斗はほっといて、
直樹さんまでいつも通りなのにびっくりした。

海斗のデコの浅い傷以外みんな、
全然怪我してない。

ひどい人たち…
って、さっきまで思ってたのに、
今は怪我しなくてよかったって、安心してる。

やっぱりあたしは、
3人のコト嫌いになれない。

いくら喧嘩が楽しいって思ってる怖い人でも、根はやさしいことを知ってるから。

知ってるから、あたしは奏太さんを好きになったんだ。
今更、嫌いになれるわけない。


だからこそ。
だからこそ嫌なの。
こんな人でいてほしくない。

さっきから3人が話してる、
昨日と全然関係ない話を遮って、
あたしから言ってしまった。




「喧嘩が楽しいわけない」







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