暴走彼氏。【未完】
「落ち着けって、奏太」

直樹さんが止める。
その声で、今にも海斗に向かって、
殴りかかりそうな奏太さんが動きを止める。

それを見て、海斗はゆっくりしゃべりだした。

「昨日俺が言ったのは大抵のヤツラのこと」

「それって…愚連隊の?」

「あぁ、でも俺らは違う。」

「でも昨日――」

「あれは…止めに行ったんだ」

直樹さんが、海斗のかわりに答える。

「奏太が直接向こうに話つけに行ったんだ。
 無駄なことはやめろって。
 それに俺たちがついていっただけ」

「………」

……なんか言葉も出ない。
あたしが誤解してたんだ。
3人のこと。

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