暴走彼氏。【未完】
「だから会議してたわけ。」

海斗に言われ、
あの時のことを思い出す。

あぁ…だからかぁ…。

あたし一人で勘違いして…
バカみたい。最低じゃん…。

「あの…」

「あぁ?まだあんのか?」

奏太さんの低い声。
謝らなきゃ…

「ごめんなさ…ひゃっ!!」

奏太さんに、急に腕を引っ張られた。

「何してんだ、帰るぞ」

って言われた。
どうやらいつの間にかもう暗くなってるのに気付いた。

奏太さんは、
あたしが謝ろうとしたこと…
気付いてるよね。

もう、気にすんなって
ことなのかな…。

だとしたら…
奏太さん、やさしすぎるよ。

『…ごめんなさい』

聞こえない声で、つぶやいた。

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