暴走彼氏。【未完】
「それよりあんた、奏太さんのこと好きなんでしょ?」

奈美は続けてあたしに言う。

「う、ん…まぁそうなんだけど」

「じゃぁ告白しちゃえ!!」

告白ぅ~??!!!

「無理!!絶対フられるに決まってるよぉ!!」

「そんなのやってみなきゃわかんないよ?だって良く考えて!!
 何も知らない女(ヒト)をわざわざ自分達の基地へ連れて行ったりすると思う?
 それに毎日向かえやら家まで送るとかそんなことすると思う?
向こうも多分ユズのこと好きなんだよ!!」

うーん、まぁ言ってることは最もなんだけど…。

「わかった。考えてみるね」

あたしがそう言ったのと同時に、また下のほうでバイクの音がした。

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