暴走彼氏。【未完】
「それって同じクラスの奏太クン…?」

先輩のトーンが少し低くなる。

「…はい」

「俺じゃだめ?」

「はい、すみません」

「…そっか。
 でもだめだったトキは俺でもいいから」

そんな…
都合良過ぎなんだけど…。

「…すみません!!キモチはうれしいです!!ありがとうございます」

笑顔で言った瞬間、バイクの音がした。
振り向くと、そこに奏太さんがいた。

「あ、あたしそろそろ行きますね」

そう言って、あたしは
奏太さんに向かって走った。

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