暴走彼氏。【未完】
でも、そんな心配は、
次の日にはもう消えていた。
あたしを迎えに来たのは、
いつもの奏太さんだったから、
ホッとした。
その日の帰り、
いつものように奏太さんは、
あたしの家の前まで送る。
「送ってくれてありがとう。また明日!!」
あたしが奏太さんに言った…
その瞬間。
プニッ。
…唇に柔らかい感触…。
…あたし、キスされてる?
奏太さんに…
状況を理解するのにすごい時間がかかった。
奏太さんの舌が口の中に入ってくる。
「んっ…」
あまりの息苦しさにあたしは声を漏らした。
抵抗しようとしても力が出ない。
「や……めっ」