暴走彼氏。【未完】
「うわっ!!あんたなにその顔!!」

あたしの姿を見るなり、
奈美が驚いた声を出す。

なにって…
昨日あんまり眠れなかったからクマがすごいことになってるんだ。

「いろいろあって…」

あたしは奈美にすべてを話した。

「なるほど、だからあんたはこんな目になってるのか…」

奈美はあたしの目の下を指でなぞる。

「もう…どうしたらいいかわかんない」

「いい?よく聞いて」

奈美の声が真剣になった。

「今日、迎えに来なかったらあんたはもうあきらめなさい」

…諦められないかもしれない。
という言葉を飲み込んで、
あたしは次の言葉を待つ。

「でも、もし来たら…
 そのときは告白しなさい」

奈美の声が自棄に響いた。
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