暴走彼氏。【未完】
第三章

再来

奏太さんと付き合うようになってから1週間。

奏太さんやあたしの態度はあまり変わらないけど、帰り際に必ずキスをしてくれる。
そのたびにあたしは『付き合ってる』って実感できて、とても幸せだった。



今日も、溜まり場に行く。
そこに着くと、
海斗を直樹さんがいた。

…特攻服着てる。
普段は着ないのに…。

「今日、何の日だっけ?」

「ブラックライトだ」

黄色の特攻服を着た海斗が、
はぁ、とため息をつきながら言う。

ブ…ブラックライト??

「またなんかあんの??」

「あぁ、今度は深刻だ」

海斗が答えて、
3人はテーブルを囲むように、
床に座った。


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