暴走彼氏。【未完】
「どうしてここに暴走族がいるの?」

「あぁ、俺が呼んだ」

「なんで」

「行くぞ」

あたしが言い終わらないうちに、
奏太さんは自分のバイクの後ろをトントンと叩いた。

乗れって意味なんだろうか。

「早くしろ」

低い声で脅迫する奏太さん。
恐っ!!!
あたしはバイクの後ろに乗った。
それと同時に猛スピードで走り出したバイクの群れ。
また、振動が鳴り響く。
あたしは、急いで奏太さんの腰に手を回す。
奏太さんは、それを怒らない。

うわぁ……
なんか、風が頬にあたって気持ちいいー!!

あ、でも…

「奏太さん」




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