フリージア
「そっか、そうだね」


嬉々とした表情でユウタが頷く。

ユウタの顔をそんな顔を見ていると、さっきしようとした問いかけを今するのはやめておこうと思えた。

こんなに嬉しそうなユウタの笑顔が曇るのを見たくなかったのだ。


――だけど、そんな私の思いはすぐに打ち砕かれることになる。
< 48 / 89 >

この作品をシェア

pagetop