先輩とあたし

「もう限界」

里沙はそう言って椅子から立ち上がり、

「先生探してくるから待ってて」

と言って会議室から出て行ってしまった。




「暇だなぁ〜...」




一人になったあたしは、持ってきていた本を読んで時間をつぶしていたが、
もう何回も読んだ本なのですぐに飽きてしまった。
どうしようかと考えていると


――ガラガラッ...


突然、ドアが開いた。
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