また、君に会いたい。
「嘘やん!!酷いなぁ~↓↓」


尚も、男は早口でペチャクチャと喋り続け

その早さと〝カツゼツ〟の悪さに
聞き取るのが大変だった。

すると男は

「一人っ子のΒ型!!」


その言葉に、私の脳はfrashBacK
した―――…。



―――〝ネタ〟じゃないって!



よく弟いてるん?とか聞かれるけど!俺、一人っ子やから!



俺、自己チューのВ型~めっちゃワガママやで~。―――…



「―――…ねぇッ!」

受話器から騒ぐ声で引き戻された

「もしも~し~…思い出した?」


『…一人っ子やのに、〝一郎〟のいっちゃん。』


「そう!そう!いっちゃん★」



…―――――――――

…―――――


…――何でまたこの人から電話が来たんだろう…。


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