学校の七不思議の科学的考察と魔法的解決法!!
「わかった、質問を変えよう。何故、あんな時間にあんな場所にいたのか、説明してもらおう」

「あ、……えっと」

戸惑っているようだ。佐藤は少し俯いて、視線を辺りに泳がしている。

「例えば、あの宙に浮くトリックがあの場所、あの時間限定でしか行えないものだとか?」

私がこうカマをかけてみると、

「せんせ……」

真剣な表情で彼女はジッと私を見つめ、私の手元を指差した。

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