学校の七不思議の科学的考察と魔法的解決法!!
「煙草」

「あっ」

「灰がもう落ちそう」

指先に挟んだ煙草の灰が今にも落ちそうに歪んでいた。

慌てて机の上の灰皿に灰を落とす。

「灰皿も灰でいっぱいだし、吸いすぎですよ?」

余計な御世話だ。

煙草の灰を溜めている『消火用』と白字で書かれた赤いバケツの中に、灰皿の灰を捨てる。

そっちにも、随分灰が溜まっている。そろそろ捨てに行かないといけないが、

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