学校の七不思議の科学的考察と魔法的解決法!!
ところどころ欠けたリノウムの床が続く廊下は薄暗く、夕闇に溶け込もうとしている。

家庭科室の前で鍵を開けようとして、ふと、手を止めた。

人の声がする。

姿は見えないが、どうも、階段の方から。

若い女性の声。

これは、生徒だ。

とうに下校時刻は過ぎている。

運動部などは、まだ残っているところもあるが、校舎内には残っている生徒はいないはずだった。

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