学校の七不思議の科学的考察と魔法的解決法!!
佐藤が私へと瞳を輝かせる。

瞳孔が開き、きらきらと光を受けている瞳を見ると、本当に知りたいと思っていることがわかった。

化学にもこれだけ興味を持ってくれれば成績も上がるはずだが、生憎、彼女の興味はその反対のものだった。

まぁ、しかし、このアプローチは、彼女にとってかなりの有効手段のようだ。

私は灰皿にすっかり短くなった煙草を押しつけ、火を揉み消すと、椅子から腰を上げた。

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