俺様ダーリン
 

「家、どこ?送ってくよ…」



「いや、結構です…」



「なんで?」



「なんで?って…」



「送ってっちゃ
ダメな理由なんてないんでしょ?
ほら、家どこ…?」



「あっちです…」



結局、隼人くんに家まで
送ってもらうことになったんですが…



「あの~、」



「ちょっと待って…、
1本だけだからー、ね?」



さっきから、隼人くんは
公園のブランコに座ったまま
動く様子がありません…



そして、買ったばかりの
タバコを取り出すと
何の躊躇いもなく吸い出した





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