俺様ダーリン
 

「意外とキチンとしてるんですね…」



「なに、意外なの?」



「はい…(笑)」



そう言って笑うと、なぜか
歩き始めたはずの隼人くんは立ち止まり
私の顔をまた凝視した…



「初めて俺の前で笑った…、」



「え?」



チュ…



「っ、」



「琴音って笑うとかわいーんだな、」



隼人くんは、また歩き出した



というか、今、キスしたの…?



一瞬の出来事に
私の胸は大きく高鳴り、顔が熱い



2回目のキスは
タバコ匂いと少し苦い味がした…





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