俺様ダーリン
 

しかし、



パシッ



その手はその人によって掴まれた



「あ、あのっ、お客様…?」



「…、(笑)」



私の手首を掴んだその人は
ニコッと笑うと急に立ち上がって
店の出口に向いて歩き出した



「えっ、ちょっと!!」



「おい、隼人っ?」



一緒に来ていた友達らしき人も
ビックリしてこの人の名前を呼ぶ



この人、“隼人”って言うんだ…



じゃなくて!!





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