ラブリー
その後 重い足取りで現場に行くと
白のセーラー服がよく似合ってる美羽の姿がすぐ視界に飛び込んできた。
あの時、ベッドの上で大粒の浮かべていた辛そうな顔はどこかに消えていて
チャームポイントのえくぼをみせて、遼と楽しそうに笑ってて。
「遼に向かって、なんでヘラヘラ笑ってんだよ…」
遼が撮影になれない美羽をリラックスさせようとしているのか…美羽の耳元でヒソヒソ話をしている。
すると美羽の真っ白な頬が すぐさまピンク色に染まった。
遼と仲よくしている美羽を見ていると
鋭い針が刺さったような痛みを胸に感じる。