148㎝の王子様
「んー…… 今日は無理だから明日でもいい?」

先輩が首を傾げた。

「大丈夫です!!ありがとうございます!」

おもいっきり頭を下げた。

「ははっ!そんな頭下げなくて大丈夫だよ〜」

先輩のいつもの笑顔に心が和んだ。
ほんと山本君に似てる……。

山本君も和むんだよねー…。

「じゃあいこーか〜」

「はい!!」

それから先輩と二人で話しをしながら、お互いの教室に戻った。

「千春!どこ行ってたの??」

教室に戻るなり束莎が心配そうにかけよってきた。

無理もないか…。授業さぼっちゃったし…。

「ん―… 悩み相談??」

「はっ??」


< 111 / 230 >

この作品をシェア

pagetop