148㎝の王子様
**次の日**

「先輩、こないな―…」

今は昼休み。朝から先輩は来るんだと思っていたけど、先輩は来なかった。

教室は昼休みということもあって、人はあまりいない。

あたしと束莎といつきと山本君など……その他もろもろ。

「ていうかほんと来るのかなー…」

なーんて先輩を疑い始めたあたし。いけない。いけない。なに疑ってんのあたし。

とそのとき……

「千春ちゃん♪」

ドアに先輩いた。いつものように、にこにこ笑顔で手招きしていた。

「せっ先輩!?」

まさか教室に来るとは…!!


< 113 / 230 >

この作品をシェア

pagetop