148㎝の王子様

俺はただそこで立ち止まっているだけだった。

そんな俺においうちをかけるように、あいつは―…


吉野を抱きしめた。

「…っ！？」

その光景をみたとたん、なんともいえない怒りが溢れてきた。

そんなあいつは、吉野に何かを呟いていた。

その呟きに吉野は顔を真っ赤にしていた。

やべぇ！！こっちくる！

顔を真っ赤にしていた吉野は、いきなり振り向きこっちへ顔をふいてあるいてくる。

「なに隠れてんだよ…おれ。」