148㎝の王子様
――バンッ!!

おもいっきりドアをあけたせいか、物凄い音がした。

一瞬そこにいた全員の肩がびくっとゆれた。

相手は靴の色かして先輩だ…。
でもそんなの関係ない。

『あっあんたなによ…』

あたしは先輩をゆっくり見据えた。

『睨んでんじゃねぇよ!!』

先輩はムカついたのか机をおもいっきり蹴った。
鈍い音がした。

あたしは無言で先輩に近づいた。

そして………

――パンッ…!!

先輩をおもいっきり叩いた。渇いた音がした。

『な……にすんのよ…!』

「……なにすんのじゃないわよ」


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