148㎝の王子様
「加藤は????」

「あったしは……べつにいいけど……その……」

束莎は口をもごもごさして可愛かった。

「じゃあ〜かえろっかぁ」

山本君がにこやかに笑って言った。

そのとき…

「あの!!加藤さん!これ!」

束莎が声をかけられて手紙を渡された。

束莎がうけとるとその男の子は恥ずかしそうにかけていった。

「…あれ、2組の山内じゃねぇ?」

今まで山本君と話していたいつきが言った。

山内……??誰だそりゃ??

なんかみた感じ大人しそうな子だったな…。

「いや〜… 加藤はやっぱりモテるな〜」

山本君がおちゃらけた感じでいった。

「そんなこと…ないわよ…」

束莎はすごく淋しそうだった。

無理もない…か…。

「そういやぁ、加藤は好きな奴いねぇの??
でも加藤が告ったら絶対うまくいくよな〜。加藤、美人だから」

その言葉に束莎がぴたっと足をとめた。

「束莎???……」


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