148㎝の王子様
映画はとっても感動的だった。

涙がぼろぼろでてきて、隣のいつきをみるといつきも号泣していて、おもしろかった。

それから二人で束莎達がくるまで興奮しながら映画について語りあった。

ここが感動的だったとか、凄く悲しくて泣いてしまったとか…

「ん〜…!!楽しかったぁ!!」

帰り道体を伸ばしながら言った。

ほんと楽しかったなぁ!!

隣にはいつきの姿が。

「だな。俺もすっごい楽しかった」

いつきも笑顔だった。夕日がいつきを赤く照らしていた。

「また、遊びに行きたいね!!」

「おー!!行こうな!」

あたし達は約束をした。今度は二人っきりで…、なーんてね!!




「疲れた〜…」

お風呂に入ったあとおもいっきりベットにダイブした。

それから人形を抱きしめた。

「…うへへ〜。でも楽しかったなぁ。いつきとデート(?)しちゃったぁ…」

うげげ〜。うっれしいなあ…。えへ。

顔がどうしてもニヤニヤしてしまう。

そしてあたしは嬉しさに浸りながら静に瞼を閉じた。



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