148㎝の王子様
「うそー!!!!!…もがっ!」

驚きのあまり大声を出してしまい、束莎に口を塞がれた。

周りの人の視線が痛い…。

「ちょっと。大声出さないでよ!!」

束莎が口を塞ぎながら小声で言った。

「だって!!びっくりするじゃん」

同じく小声で返した。

「じゃぁ聞かないでよ!!」

あたし達の会話はいつのまにか小声の会話になっていた。

「で、どうだったの?!どんな感じだったの?!」

「ちょっちょっとまちなさいよ!!」

束莎が慌てたように言った。

「ごめんごめん!!まぁとにかく、どうだったの?!」

「そっそれは嬉しかったわよ…。好きな人とのキスだし…」

そういった束莎はほんとに嬉しそうだった。

それからあたし達は会話をしながら食べた。



「うーん!!美味しかったぁ。」

クレープ達を食べおえてカフェを出た。

「そうね。なかなか美味しかったわね」

チョコの材料を買う店まで歩いていく。

「千春と沢村との友達以上恋人未満の関係どうするの??」

「ふぇ…?友達以上恋人未満…?ってなに??」

なんだろう…。いったい…。


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