148㎝の王子様
『だよな!!だってよ、加藤は山本に決まってるしよー!!』

吉野…。誰にあげんだろうな…。

そのとき、心臓がズキンと痛くなった。

なんだぁ…??それにモヤモヤする…。

複雑な気持ちだった。






「沢村!!飯食いに行こうぜ!」

山本が声をかけてきた。

「おー!!いいぜ!!」

俺達は屋上に向かった。

屋上に行くには中庭を通らなくちゃいけない。

まぁとにかく遠いってわけだ。

「あっ………」

中庭を通りかかろうとしたとき、山本が声をあげた。

「あれ吉野だ…」

みると、吉野とずっと前のキス男がいた。

「あっ…あいつ…」

吉野はそいつにチョコを渡していた。

またズキンと心臓が痛んだ。

俺は…病気か…??

それから山本と屋上に向かった。


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