148㎝の王子様
「千春が決めたことなら、あたしはなにも言わない。」

束莎にすぐさまそのことを伝えると束莎はそう言った。

嬉しかった。束莎はあたしを信じてくれてるんだって。

「けどね千春。告白して返事も聞かないで逃げてきたらただじゃおかないわよ!」

束莎がニヤッと笑いながら言った。

「大丈夫!!あたし逃げない!」

やっと自信がもてたんだ。自分に。

最後の最後に告白するなんてずるいかな…?

けど、げどいいや。告白するって決めただけでも勇気をだしたもん。

だから後は自分を信じるだけ。

信じる気持ちは勇気に変わる。

あっ…。拓斗先輩に伝えなきゃ。告白すること。

「束莎!!あたしにちょっと行ってくる!!」

「へっ?あぁいってらっしゃい」

あたしは全速力で拓斗先輩を探しに向かった。






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