148㎝の王子様
「ちょっとまったぁ!!!」

とドアのほうから声がした。

それは担任のすえまんだった。

すえまんが、あたしには天使にみえた。
きっと先生なら、だめだっていってくれる……!

だけどそんなあたしの期待も、一瞬にしてはかなく散った…

「いーじゃねぇか!肝試し!俺も混ぜろよ!!」

その瞬間、あたしは血の気が引いていった―……
< 52 / 230 >

この作品をシェア

pagetop