148㎝の王子様
――ガチャン…!

ドアを開ける。外は涼しくていい気持ち。

前をみると、もういつきがいた。

「ごめん!まった??」

一応真夜中なので、小声で話す。

「あー… 大丈夫。今きたとこだし」

「そっかぁ…よかった。向かえきてくれてありがとう」

きっと、遠かっただろうな……

「いや別に大丈夫。女をこんな真夜中に一人で歩かせるわけいかねーし」

その言葉にドキッとする。優しいな……

「んじゃ、いくか!」

いつきにそういわれ、あたし達は歩きだした。
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