148㎝の王子様
それに、あのタイミングなに!!
変なタイミングだよ!

あたしは、一人でわたわたしていた。

うぅ………!
顔が…熱いし赤いよぉ…

でも………

「…いつき??あたしがいつきのこと、す……」

…………………。



「あれ??吉野?起きたのか!………て…………」

「……やべぇ!!!寝ちまった!!
吉野!いくぞ!」

いつきは、いきなり立ち上がり、ドアまでいく。

あたしは呆然としたまま………。

「吉野!いくぞ!!」

―――グイッ!!

あたしの腕を、いつきがひっぱる。

そして、走りだした――――


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